日本のことばでたのしんだり、たのしまなかったり。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 久々に、「国語辞典四方山話」なネタを。 焼き鳥の「つくね」。結構好きで食べます。そして、鍋物にはほしい「つみれ」。どちらもミンチ肉(つみれの方は、すり身のお魚もあるけど)をまとめたもの。焼くか、茹でるかの違いだろうと思いつつ、国語辞典を繰ってみます。
それにしても、(あげ)と(やき)で、最後だけがちょっと違うだけなんて……
広辞苑、やはり細かい。作り方が見えるようです。ですが、「魚」の記述しかありません。まあ、鶏肉のつみれは新しい料理という気がしますが、そろそろもっと辞書にも認めてほしいところです。 小型辞書では、「現代新国語」だけが、「つくね」が「つくね焼き」ではなく、「つみいれ」の項目が(→つみれ)となっていました。「現代」というだけあって、今の感覚に一番近い説明になっていますね。 PR
……タイトルと関係なく、「助詞」や「助動詞」の話です。
いま、テレビでは「日本シリーズ」真っ最中です。今年は昨年と同様中日ドラゴンズ対北海道日本ハムファイターズの対戦。昨年は「新庄劇場」で盛り上げ、何とか視聴率を上げようというテレビの実情がありありとわかりました。私自身はドラゴンズファンなので、この状況を快くなく思いながらみていました。なぜならアナウンサーの言葉がすべて、日ハムびいきに感じてしまっていたからです。 その原因に「助詞・助動詞」があるなあということを感じました。 〝さあ、ここで1点を取りました!〟 〝さあ、ここで1点を取られました!〟 表現がこう変わるだけで、(つまり、受け身に変わるだけで)印象がかなり変わってしまいます。 〝この回で1点取りました〟 〝この回で1点は取りました〟 「は」が入るだけで、「とりあえず、このくらいですんだよ~ん」というようなニュアンスが含まれます。 いろんな立場の人が見ているからこそ、放送に携わる人は細かなところにこだわってほしいものです。 今年、全国的に話題になるネタがこの両球団にない(まあ、ダルビッシュくらいかな)ので、「盛り上がらない」なんていわれていますね。昨日のスポーツ新聞も日本シリーズより六大学での「何とか王子」の方が派手だったりして。
秋の夕日に照る山もみじ
おなじみ、「もみじ」の一節です。 わたくし、この「てるやまもみじ」というのが意味不明だったのです。言葉の切れ目は一体どこにあるのか…… (1)「てるやま、もみじ」……山、もみじ、両方を平行して並べ、「夕日に照っている山ともみじ」という意味になります。 (2)「てる、やまもみじ」……やまもみじ、というものがあれば「夕日に照っている〝やまもみじ〟」という意味になります。 このいずれかだろうと思いながら辞書を繰っていたら、「やまもみじ」というものは実際にあるそうです。 おそらく、(2)が正解なんでしょうね。 最近、うちの近くは紅葉が進んできています。頭の中にはこの曲が流れています。
ヒマなときにテレビの通販番組ってよく見るんです。(最近は、デジタル衛星放送さえ見られれば、110度CSで無料の通販番組を24時間やっていますよね)
「あ~、必死で売ってるな~」と、思いながらただ見ているのですが、よく 「この成分は天然由来で安心です!」 などとうたっているものがあります。「天然=安心」というのは世間一般のイメージなのかもしれません。でも、極端な話ですが、「天然のトリカブト」「天然のふぐ」なんてのは、人の命を簡単に奪う猛毒が含まれているわけです。安易なこの表現ってどうだろう、と思うわけです。 安心かどうかは、自分の目で確かめないとね。(とはいえ、それがはっきりしない今の時代なのですが) |
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