日本のことばでたのしんだり、たのしまなかったり。
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さて、もう四月も後半に入ってきました。思い出したように更新をしています。
この間、ふと気付いたことがあります。それが、「遊戯」という言葉。 「おゆうぎ」というと、思い浮かぶイメージは幼稚園。子供たちが輪になったり手をつないだりして歌ったり踊ったりしている様子ですよね。いかにも楽しそうです。 そして、「ごゆうぎ」。あまり聞いたことないかもしれません。「お客様にごゆうぎ台のお呼び出しを申し上げます。」「ごゆうぎ中のお客様におねがいいたします」……などなど。パチンコ屋での放送を聞いていると、こういった言葉が出てきます。ここまで書くと分かるように、「ごゆうぎ」とはパチンコやパチスロで遊ぶことを指しています。タバコの煙と、騒がしい音。そんなイメージですね。 全く同じ言葉なのに、「ご」か「お」か、それだけで随分違うものだと思いましたね。 PR 12月、冬の季節になったので、寒い話題を こういったいい方は、おそらくダウンタウンか、ナインティナインか、ともかく関西の芸能人からでてきたのだろうと思われます。その証拠に、とんねるずがこれを言うのをきいたことがない。 「彼の曲、も~、鳥肌もん!」 というように、「寒い」とは違って、よい方の評価に使われる。もちろん、これは本来の意味ではなく、「寒さ、恐怖のために皮膚の表面が鳥の肌のように粟立つこと」が、感動したときの「ぞぞっ」とした感覚から転用されてきたものだと思われる。 同じ寒さを表わす言葉であるが、「寒い」はマイナス評価を表わす意味、「鳥肌」がプラス評価を持つようになってきています。特に、「さぶい」は「面白くない」というような意味に限定されるだけでなくなってきているように思います。例えば… 「お前の演技、さぶいわ!」 と、いった表現がテレビで出てきていますよね。「へたくそ」「興ざめする」というような意味に広がっていくのでしょう。もっとも、「懐が寒い」といういい方はずうっとありますけど。 I love you. |
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