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日本のことばでたのしんだり、たのしまなかったり。
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一つ二つ鐘の音は響く 心の中へと広く深く
物語のような星の雫 その中に細い線路を築く

オレンジレンジ「*~アスタリスク~」より
ラップ、ヒップホップ系ではこのように「韻を踏む」スタイルの詞がたくさんあります。

この「韻を踏む」というスタイル、昨日今日に始まったものではなく、探せば古くからあります。

春眠暁を覚えず       春眠不覚
処処啼鳥を聞く        処処聞啼
夜来風雨の声        夜来風雨声
花落つること知る多少    花落知多

1300年ほど前の漢詩ですが、このように昔の中国の人もやっていたことなんですね。

そう考えると、人間の心の中に「韻を踏む」とか、「語呂を楽しむ」といった意識はずうっと昔からあったんですね。

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NEC_0001.JPG国語辞典を何冊か持っている私ですが、一番思い出に残っているのが、この角川国語辞典なのです。
この辞典、すでに20年ほど経ています。表紙に箔押しされていた文字も消え果て、ただの黒いのっぺりとした表紙です。
この表紙、よくよく見ると、「昭和60年度 ○○小学校卒業記念」と書かれています(この文字も箔押しだったのですが、箔はきれいに消えました)
そう、私自身が小学校を卒業したときにもらった辞典で、しかも、卒業式に卒業生代表として受け取った辞典なのです。第2次ベビーブーム真っ盛りのころ、学校もマンモス校で、たくさんの人たちの前で緊張しながら受け取った記憶があります。
私の父は「国語辞典はぼろぼろになるまで使い倒し、その分言葉を覚えるものだ」という考えを持っていました。私もそれを受け継ぎ、辞書とはぼろぼろになるまで自分の傍らで使い倒すものだと考えていました。だから、この国語辞典は中学・高校の間、本当に使い倒しました。
いま、10冊以上国語辞典を持っている「国語辞典マニア」となりつつある状態でも、やはり、この一冊は特別で、辞書を積んである場所とは別においてあるのです。

NEC_0002.JPG

表紙を開くと、このように和紙で修復した後もあります。これも、愛着のある印。
 

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最近、「いじめ」だのってニュースに話題になっています。

言葉に関わることをずっと考えながら、こういう事をしていて感じるのは、「言葉の怖さ」であります。

一言を発すること、あるいは、一言を発しないことが人間を「自分は命を落とすしかない」と思うところまで追い込むことがあるのです。言葉は、これ以上ない武器です。そう思うと、自分の言葉について、慎重の上にも慎重でなくてはならないと思います。
今しゃべった言葉が誰かを傷つけてはいないか……でも、そんなことばかり考えてしまうと、なかなか先に進まないのもまた事実であります。

ただ、救いだと思うのは、言葉が「これ以上ない武器」であると同時に「これ以上ないクスリ」でもあるということ。一言に救われることがたくさんあるというのもまた事実であります。そんな言葉をたくさん発していきたいと思う今日この頃です。


え~、数ヶ月ぶりの「ぶろぐ」アップです。毎日いろんな事を思いながら書くって、なかなか難しいものですね。

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本日中に、本家のトップを更新する予定です。
今回もまた、ネタは「看板」です。しかも、看板の撮影場所は清洲(……だったと思う。ちょっと不安)

あのコーナーをよく見ていただくとわかるのですが、愛知県の一宮→稲沢→清洲あたりで撮影したものが結構多くあります。
月に一回くらい、岐阜から名古屋にお買い物に出かけます。岐阜名古屋間は、通常、国道22号線を通るのですが、この道が結構混むのです。そこで、これとほぼ並行に走っている県道を抜けて名古屋に行くのですが、なぜか、この道に気になる看板(つまり、このコーナーに使えそうな、言葉遣いや漢字、文字がおもしろい看板)が多くあるのです。まだ撮影はしていないのですが、このコーナーに入れたいと思う看板がもう1,2枚あります。

あの道、侮れません。

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なかなか更新のできないこのページ(本家「日本のことばでたのしむ」)ですが、せっかくなのでこのような機能を使いながら、今思っていることをつらつらと書き込むことにしてみました。「つれづれ記」のさらにいい加減版だと思ってください。ここに書いたことを各コーナーに移植したりしながら、記事を増やしていくようにしたいと思います。


さて、今日は9月1日。朝っぱらのテレビニュースから「今日から新学期!」といっていました。しかし、私は岐阜県の飛騨地方出身者。ここは8月の最終週から2学期がスタートします。(冬は雪が厳しいため、冬休みが若干長い分、夏休みが長いのです。)だから、子どもの頃から今日のニュースを見ると、「こっちはもう始まっているよ!」となんだかイライラした気分になったのを思い出しました。

日本全国、北から南までずいぶん広いのです。ぜひ、こういった地域を含め、いろいろな地方にも目を向けてほしいものだと思いました。

 

 

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プロフィール
HN:
がんぺい
年齢:
51
性別:
男性
誕生日:
1973/12/19
職業:
日本語に携わる仕事