日本のことばでたのしんだり、たのしまなかったり。
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先日、「虫の声」の勘違いを紹介しましたが、童謡って案外誤解しやすい言葉がたくさんあるなあと思いました。
その1 「赤とんぼ」の一番。 ♪夕焼け小焼けの 赤とんぼ おわれてみたのは いつの日か この「おわれてみた」を「追われて」と勘違いしてしまうと、まるでヒッチコックの「鳥」のようになってしまいます。山のように湧いてくる赤とんぼが飛ぶ姿が見えてきそう。(本当は、負われ、つまり背負われてってことですね) その2「ふるさと」(童謡、とは言えないかもしれませんが) ♪兎おいし かの山 小鮒つりし かの川 「蚊の山」……これも怖い。いや、追いかける赤とんぼよりもかなり怖い。 なんて、童謡に動揺してちゃだめだよね、って、こんなだじゃれで終わるのどうよ。
表紙を開くと、このように和紙で修復した後もあります。これも、愛着のある印。
昨日の「勘違い」は小学校高学年までで何とかなったんですが、次の勘違いは、中学卒業近くまで勘違いしていました。でも、そこのあなた、あなただってきっと勘違いしていたはずです。いや、絶対そうだ。そうに違いない。
それは……「雰囲気」。そう、私はずうぅっと「ふいんき」だと思いこんでいたのです、中学卒業近くまで。 この間違いに気付かせてくれたのは、中学の時の先生でした。黒板にこの言葉を書くときに、「ふん囲気」と書いたのです。「あれ、おかしいな」と思った私は、授業が終わってから、その先生に言いにいったのです。(今思えば、めんどくさい中学生でしたなあ。わざわざ先生が書いた文字の間違いを指摘しようとは)そして、その先生に優しく、本当は「ふんいき」であることを教えてもらったのです。その時、顔から火が出るような恥ずかしさを感じました。 というわけで、勘違いを二つ思い出して並べてみましたが、実際はまだまだあるのかもしれません。自分が気付いていないだけで。 |
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